※アフィリエイト広告を利用しています。
今回は、「学会発表用の抄録を日本語で執筆したのですが、文章をチェックできる無料ツールはないでしょうか?」という質問に答えたいと思います。
日本語文校正ツール「Enno」
研究を進める中で、学会発表用の抄録を作成し、上司や先輩に確認を依頼することがあるかと思います。
その際、明らかな文章ミスがあっては、内容以前の問題で注意を受けることになるかもしれません。
そのようなことは、少しでも減らしたいものです。
そこで、日本語文の文章をチェックする「Enno」を使用することをオススメします。
Ennoとは、無料で使える文章校正ツールです。
ユーザー登録が不要なWebツールで、「誤字脱字」の他に「タイプミス」、「スペースのエラー」、「変換ミス」、「入力後の編集ミス」、「文字化けの有無」もチェックできます。
また、安全のため、チェックされる文書はデータベースやログに保存されず、サイト管理者も読むことができない仕様となっています。
英文校正なら「Grammarly(グラマリー)」
Ennoの使い方
Ennoの使い方は非常に簡単です。
サイトを開いて、文書を貼り付けて、チェックするだけ。
Ennoのサイトを開く
文章を貼り付ける
タイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェックする
その際、このような注意が表示されます。
「使い方」の注意書き
安全には十分配慮していますが、当サイトのサービスはWebコンテンツや広報、論文など、一般に公開される文書をチェックするためのものです。 安全性とは別に、 以下に該当する文書は、たとえその一部であっても絶対にチェックしないでください:
・許可や同意を得ていない、社内/組織内の非公開文書およびメール
・許可や同意を得ていない、顧客や取引先の文書およびメール
・実施前の試験問題や模範解答
・個人情報を含む文書およびメール
・その他、公開が適切でない文書およびメール
よければOKを押します。
OKを押す
これでチェック完了です。
今回のチェック結果は、「エラーは見つかりませんでした。別の文章を右のフォームへ入力できます。」でした。
エラーが検出された場合
エラーが検出された場合には、「エラーの可能性のある文字が見つかりました。」と表示され、黄色で表示してくれます。
さらに、どのようなエラーの可能性があるのかも示してくれるため修正しやすいのが特徴です。
Ennoを使用する際の利点と欠点
明らかなエラーについては、MicrosoftのWord内でも次のように赤色の波線で指摘してくれます。
しかし、空白のミスについてはWordでは指摘されません(Ennoは指摘してくれます)。
この点が、Ennoを使用してチェックを行う利点であるといえます。
一方で欠点もあります。
漢字の誤りについては、指摘されません。
今回の内容を例として取り上げると、「認知機能の向上…」と記載するべきものを、「認知昨日の向上…」と記載してチェックを行いました。
内容を理解している人であれば、すぐに誤字だと気づくことができますが、Enno及びWordでは誤字であると認識することができませんでした。
そのため、Ennoにすべてのチェックを任せるのではなく、ダブルチェックの目的で活用するのが良いかと思います。
今回は、「学会発表用の抄録を日本語で執筆したのですが、誤字脱字をチェックできる無料ツールはないでしょうか?」という質問に対し、日本語チェックサービス「Enno」を活用してダブルチェックを行うことで明らかな文章ミスを軽減することができます。と回答させていただきます。