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今回は、「最近、Web会議が増えたのですが、議事録を作成するのが大変です。無料の文字起こしアプリは活用できないでしょうか?」という質問に対して回答したいと思います。
結論
残念ながら現時点(2020年5月13日現在)では役に立つと言えるレベルのものはありません。
あえて挙げるとすれば、Googleドキュメントの音声入力がもっとも反応しました。
なぜ、役に立つレベルではないと考えるかについて確認していきます。
今回、使用したWeb会議ソフトは、Zoomです。
無料の文字起こしアプリについて
今回、使用した無料の文字起こしアプリは、TexterとSpeechy Liteです。
そして、おまけとしてGoogleドキュメントの音声入力を使用しました。
【方法】
iPadにアプリをインストールしてWeb会議用のパソコンの前において会議を実施。
Googleドキュメントの音声入力に関してはWeb会議用のパソコンとは別のパソコンを横において会議を実施。
① Texter アプリサイトはこちら
Texter(テキスター)はあなたの声をテキストに変換し、素早く確認できます。
画像、音声、動画などのメディアファイルも文字おこしをして、管理することができます。
最新のAIによる強力な音声認識エンジン技術です。
Apple Storeより
iPadに向かって、話しかければまずまず文字起こしをしてくれますが、Web会議の音声についてはうまく反応しませんでした。
② Speechy Lite アプリサイトはこちら
Speechyは、最新の人工知能と強力な音声認識エンジンをベースにした使いやすいリアルタイム音声入力アプリケーションです。
Speechyでは、音声をテキストに変換することで、キーボードを使わなくても文章を入力することができます。
また、外国語学習の発音練習や打ち合わせの議事録作成にも役立ちます。
Apple Storeより
こちらも、iPadに向かって、話しかければまずまず文字起こしをしてくれますが、Web会議の音声についてはうまく反応しませんでした。
③Googleドキュメントの音声入力
Google ドキュメントと Google スライドのスピーカーノートでは、音声で入力や編集を行うことができます。
GoogleのHPより
こちらもWeb会議の音声はあまりうまく反応しませんが、上記2つのアプリよりは反応しました。
ですが、Web会議の議事録用の文字起こしとして、役に立つといえるレベルではなかったです。誤字も多々見られるため修正が必要になります。
また、Googleドキュメントの音声入力は、文章が改行されないこと、インターネット環境がないと使用できないことに注意が必要です。
Zoomに文字起こし機能はないのか?
あります。
Otter.aiがZoom会議のリアルタイム文字起こし機能を提供すると発表しました。
しかし、現時点(2020年5月13日時点)では英語のみであり、日本語は未対応となっています。
現在、この機能を利用するには、Otter for TeamsとZoom Pro以上のサブスクリプションが必要だ。会議を主催するのに必要なOtter for Teamsのサブスクリプションは、1ユーザー、1カ月あたり20ドル(約2100円)、最低3ユーザーからで、支払いは1年分となる。
https://techcrunch.com/
この金額が高いか安いかは使用状況によるかもしれませんが、ぜひとも今後の日本語対応に期待したいところです。
まとめ
Web会議の議事録を作成する際の無料文字起こしアプリとしては、残念ながら現時点(5月13日現在)では役に立つと言えるレベルのものはありません。
ただし、Web会議ではなくインタビュー等の使用用途によっては音声で入力する価値を見いだせるかもしれませんので一度試していただければと思います。
また、現時点で精度の高い文字起こしを求める場合は、録画した会議ファイルを用いて業者に依頼するという方法もあるかもしれません。
今回は、「最近、Web会議が増えたのですが、議事録を作成するのが大変です。無料の文字起こしアプリは活用できないでしょうか?」という質問に対して、残念ながら現時点(5月13日現在)では無料で役に立つと言えるレベルのものはありません。と回答させていただきます。